風力発電設備のセンヴィオンがインドで初受注

独風力発電設備大手のセンヴィオン(旧リパワー・システムズ)は15日、インドの独立系エネルギー事業者(社名は非公開)から風力発電設備を受注したと発表した。インドでの製品受注は今回が初めて。同国では再生可能エネルギーの需要が急速に拡大していることから、センヴィオンは現地市場の開拓に乗り出していた。

風力発電設備220基を2017年から納入し、2019年末までに発電パークを完成させる。発電容量は計500メガワット(MW)強で、70万世帯以上の電力需要に相当する。10年間の保守サービスも引き受ける。

インドは公害が深刻なことから、再生可能エネルギーの需要が拡大している。同社はこれを踏まえて2月、ムンバイに子会社を立ち上げ、販売、プロジェクト、サービス事業を開始。8月にはドイツの本社を置くインド系同業ケネルシス(Kenersys)から印西部のバラマティにある工場や製品ポートフォリオを譲り受けた。今回の受注契約先にはケネルシスから取得した製品を納入する。

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