ドイツ機械工業連盟(VDMA)が11日発表した独業界の2016年11月の新規受注高は前年同月比で実質5%増となり、同10%減となった前月から大幅に改善した。これまで低迷していたユーロ圏(ドイツを除く)の受注が7%増加して全体をけん引。国外全体でも5%の伸びを記録した。国内は3%増だった。
特殊要因による数値のブレが小さい3カ月単位の比較をみると、9〜11月は前年同期比で実質2%減少した。国内は2%増加したものの、国外が4%減と振るわなかった。
1〜11月の国内機械生産高は前年同期比0.1%増と小幅な伸びにとどまった。16年通期では横ばいを見込む。