12月のユーロ圏景況感、11年3月以来の高水準

欧州委員会が6日発表したユーロ圏の2016年12月の景況感指数(ESI、標準値100)は107.8となり、前月の106.6から1.2ポイント上昇した。景況感の改善は4カ月連続。同指数は11年3月以来の高水準まで持ち直した。

ESIはEU内の企業経営者と消費者を対象とした聞き取り調査に基づいてまとめられる。分野別では製造業が1.2ポイント、消費者が1.1ポイント、サービス業が0.7ポイント、小売業が1.7ポイント、建設業が0.8ポイントの幅で上昇した。

EU28カ国ベースのESIは前月を1.8ポイント上回る0.4ポイント上回る109.1。主要国ではフランスが2ポイント、ドイツが1.6ポイント、英国が1.3ポイント上昇した。イタリアは横ばい。スペインは2.2ポイント悪化した。

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