ハイマー―中国生産を検討―

キャンピングカー大手の独ハイマー(ミュンヘン)が中国での生産を視野に入れている。中間層が増えているうえ、同国政府がキャンピング場2万カ所の設置を計画しており、需要の拡大が見込めるためだ。マルティン・ブラント社長の発言として23日付『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が報じた。

同社は日本、韓国、ニュージーランドなどのアジア太平洋諸国に製品を輸出している。ただ、中国に大量のキャンピングカーを欧州から出荷することは考えていない。輸送費が1台当たり2,000ドルに達するうえ、40%の高率関税が課されるためだ。

ハイマーは事業の国際化を推進しており、昨年2月にはカナダの同業ロードトレック・モーターホームズを買収した。最近は同子会社で「ハイマー」ブランドのコンパクトモデルの生産を開始。今後さらに生産車種を増やし北米市場の開拓を強化していく。

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