テレコムと電力会社が高速通信網を共同敷設へ

電気通信大手のドイツテレコムと電力大手RWEの再可エネ・配電子会社イノジーは23日、人口希薄地帯で高速通信網を共同敷設すると発表した。過疎地は通信網利用者が少なく単独で敷設したのでは採算割れに陥ることから、テレコムはイノジーと手を結んだ。

イノジーの配電線敷設工事に際して高速通信線を設置。これによりイノジーも配電線敷設コストを圧縮する。

協力の対象となるのはアイフル、フンスリュック、ミュンスターラント地方の計60地区。まずはこれら地区の5万5,000世帯が高速通信網を利用できるようにする。

政府は国内の通信速度を2018年までに最低でも50メガビット/秒(Mbps)へと引き上げる政策目標を掲げており、15年に実施した携帯電話の周波数帯割り当て入札で落札企業に3年以内の同目標実現を義務づけた。テレコムはこれを踏まえてイノジーと提携した。

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