独マーレ、鍛造事業を墺フラウエンタールに売却

独自動車部品大手のマーレは1月30日、鍛造事業子会社のマーレ・モートアコンポネンテンをオーストリアの同業フラウエンタール・グループに売却すると発表した。今回の事業売却は、マーレ・グループの戦略ポートフォリオの見直しの一環。取引の成立には競争当局の認可が必要となる。フラウエンタール・グループは、今回の買収により、自動車事業部門を強化する。

今回の取引は、ドイツのプレッテンベルク工場(ノルトライン・ヴェストファーレン州、従業員数:約510人)とロスヴァイン工場(ザクセン州、従業員数:約130人)の2工場が対象となる。2工場では、コネクティング・ロッドとバランサー・シャフト向けの鋼鍛造品を開発・生産している。両工場合わせた2016年の売上高は約1億2,500万ユーロだった。

2工場では売却後も引き続き、2019年末まで経営上の理由による解雇を行わないという労使協定が適用される。

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