ドイツ機械工業連盟(VDMA)が6日発表した独業界の2016年12月の新規受注高は前年同月比で実質15%減と大幅に落ち込んだ。比較対象の15年12月は同11%増と急拡大しており、その反動が出た格好。国外が22%減と特に大きく下落した。国内は7%増加した。
特殊要因による統計上のブレが小さい3カ月単位の比較をみると、10~12月は前年同期比で実質8%減だった。国外が12%減少。国内は4%増加した。
16年全体の新規受注高は前年を実質2%下回った。英国の欧州連合(EU)離脱決定や米国の大統領選挙など政治の先行き不透明感の強まりが響いた。