ドイツ連邦統計局が14日発表した2016年10-12月期(第4四半期)の国内総生産(GDP)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前期比0.4%増となり、伸び率は前期の0.1%から拡大した。内需が好調で、外需の不振が相殺された格好。
内需では政府最終消費支出が大きく伸び、民間最終消費支出(個人消費)も緩やかに拡大した。投資では建設投資の伸びが特に大きかった。
物価調整ベースの輸出高は前期比で増加したものの、同輸入の伸び率を大きく下回ったため、外需はGDP成長率の押し下げ要因となった。
統計局によると、今年第1四半期から第4四半期までの実質GDPが昨年第4四半期と同水準にとどまっても、今年の成長率は0.5%に達するという。