化学大手コベストロが利益記録更新

化学大手の独コベストロ(旧バイエル・マテリアルサイエンス)が20日発表した2016年12月期決算の営業利益(EBITDA、調整済み)は前期比22.7%増の20億1,400万ユーロとなり、過去最高を記録した。ポリウレタン事業が特に好調で全体が押し上げられた格好で、純利益は2.3倍の7億9,500万ユーロに拡大した。

売上高は119億400万ユーロで、1.5%減少した。石油安を受けて販売価格が低下したほか、為替差損も響いた。販売量は5.0%増加した。

ポリウレタン部門のEBITDA(調整済み)は8億8,100万ユーロで41.2%増加。ポリカーボネート部門も同25.7%増の7億400万ユーロと好調だった。コーティング・接着剤・特殊品部門は1.8%増の5億ユーロだった。

17年12月期は販売量で1ケタ台前半から半ばの伸びを見込む。

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