航空機エンジン整備でMTUとルフトハンザが合弁

航空機エンジン大手の独MTU エアロ・エンジンズと独航空大手ルフトハンザのメンテナンス子会社ルフトハンザ・テヒニクは21日、航空機エンジンの整備、修理、重整備(MRO)を行う合弁会社の設立で合意したと発表した。コスト削減と規模の効果を引き出すことが狙い。独禁当局の審査などを経て下半期にも折半出資会社を設立する見通しだ。

新会社の営業を2020年に開始する予定で、同年までに両社合わせて1億5,000万ユーロを投資する。従業員数は500人強。用地選定は今後、数カ月以内に終了する見通しという。

同合弁では米プラット・アンド・ホイットニー製のギヤードターボファン(GTF)エンジン「PW-1000G」のMROを行う。同エンジンはエアバス「A320ネオ」などに搭載されている。

MTUは同エンジンの開発に参加した。

MTUとルフトハンザ・テヒニクは低圧タービンと高圧圧縮機翼の修理を行う折半出資の合弁会社エアフォイル・サービシズ(ASSB)を、マレーシアのクアラルンプールで2003年から運営している。

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