独鉄鋼業界受注、昨年は約6%増加

独鉄鋼業界団体シュタールが15日発表した独業界の昨年の新規受注高は前年比5.7%増の3,810万3,000トンに拡大した。市場の緩やかな回復が反映された格好で、12月末時点の受注残高は20.5%増えて868万5,000トンとなった。

ただ、業界を取り巻く環境は依然として厳しく、過剰な生産能力を持つ中国メーカーは安値での輸出攻勢を継続している。米国のトランプ新大統領は保護主義を打ち出しており、シュタールは景気の先行きは不透明だとの見方を示した。

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