財政黒字が統一後最高に

連邦統計局は2月23日、連邦(国)と州、市町村、社会保険機関を合わせた2016年の財政収支が237億ユーロの黒字となり、東西ドイツ統一後の最高を記録したと発表した。黒字は3年連続で、名目国内総生産(GDP)に対する比率は前年の0.7%から0.8%へと上昇した。

国、州、市町村、社会保険機関の4部門すべてが2年連続で黒字を確保した。増加幅は特に社会保険機関で大きく、同部門の黒字額は前年の21億ユーロから約4倍の82億ユーロへと拡大した。国は100億ユーロから77億ユーロへと減少した。

財政拡大に特に大きく寄与したのは所得税・資産税と社会保険料で、それぞれ6.5%、4.6%の伸びを記録した。

上部へスクロール