ユーロ圏の10~12月成長率は0.4%、速報値から下方修正

EU統計局ユーロスタットは14日、ユーロ圏の2016年10~12月期の域内総生産(GDP、改定値)は前期比0.4%増だったと発表した。伸び率は前の期と同水準で、景気が堅調を維持していることが確認されたが、速報値の0.5%から0.1ポイント下方修正された。(表参照)

下方修正はドイツの伸び率が0.5%から0.4%に改定されたことが大きかった。前年同期比は1.7%増で、こちらも0.1ポイント引き下げられた。EU28カ国ベースの成長率は前期比0.5%、前年同期比1.8%で、いずれも0.1ポイントの下方修正となった。

その他の主要国のGDP伸び率(前期比)はフランスが0.4%、イタリアが0.2%、英国が0.6%、スペインが0.7%。フランスは前期から0.2ポイント拡大した。英国とスペインは前期と同水準。イタリアは0.1ポイント縮小した。ギリシャはマイナス0.4%だった。

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