欧州連合(EU)の欧州委員会は8日、日欧の自動車部品6社がカーエアコンなどで価格カルテルを結んでいたとして、そのうちの5社に総額約1億5,500万ユーロの制裁金支払いを命じたと発表した。パナソニックは最初にカルテルを通報したため、制裁を全額免除された。
カルテルに関与していたのは同社とデンソー、サンデン、カルソニックの日本4社と独マーレベーア、仏ヴァレオの計6社。2004年11月から09年5月にかけて、自動車メーカーに供給するカーエアコンとエンジン冷却装置の価格カルテルを結んでいたほか、情報を交換していた。