企業倒産が99年以来の低水準に

ドイツ連邦統計局が14日発表した昨年の企業倒産件数は前年比6.9%減の2万1,518件へと縮小し、倒産法が改正された1999年以降で最低となった。減少は6年連続。戦後最大の不況となった2009年を直近のピークに減少が続いている。

負債総額は274億ユーロに達し、前年の173億ユーロから58%増加した。大型倒産が多かったことが響いた格好。特に、オンライン通販や世界的なファストファッションの圧迫を受けてシュタイルマン、ルドルフ・ヴェールル、ジンレファースなどファッション業界の有名企業が相次いで経営破たんした。

信用情報機関クレジットリフォームは企業倒産件数が今年も2万~2万1,000件へと減少すると予想している。

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