EU新車販売、2月は2.2%増

欧州自動車工業会(ACEA)が16日発表した、欧州連合(EU)(マルタを除く27カ国)の2017年2月の新車販売(登録)台数は107万8,503台となり、前年同月に比べ2.2%増加した。1月の2ケタ増(10.2%増)に比べ伸び幅は小さいものの、金融危機前の2008年2月の登録台数に近い水準まで回復している。2月は前年に比べて営業日が1日少なかったことも小幅な伸びにとどまった一因。

主要国の2月の登録台数は、イタリア(6.2%増)、スペイン(0.2%増)が増加した一方、フランス(2.9%減)、ドイツ(2.6%減)、英国(0.3%減)は前年同月を下回った。

メーカー別では、最大手のフォルクスワーゲン(VW)グループが前年同月比1.0%減、2位のPSAグループは3.1%減少だった。3位のルノー・グループは6.8%増、4位のFCAグループは8.3%増加した。

日本勢は、トヨタ・グループ(20.7%増)とスズキ(34.4%増)が大幅な2ケタの伸び率となったほか、日産(3.5%増)も販売を伸ばした。三菱自(15.4%減)、マツダ(8.5%減)、ホンダ(8.0%減)は前年同月を下回った。

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