2月のEU新車販売2.2%増、伸びが鈍化

欧州自動車工業会(ACEA)が16日発表したEU(マルタを除く27カ国)の2月の新車販売(登録)台数は107万8,503台となり、前年同期から2.2%増加した。販売増加は4カ月連続。ただ、主要3市場で落ち込み、伸び率は前月の10.2%を大きく下回った。(表参照)

主要市場ではイタリアが6.2%、スペインが0.2%の増加となった。しかし、ドイツが2.6%、フランスが2.6%、英国が0.3%の幅で減少。このほかアイルランド、フィンランド、ルクセンブルク、エストニア、ラトビアで落ち込んだ。

欧米の主要メーカーはフォルクスワーゲン(VW)が1%減、PSAグループが3.1%減、フォードが2.1%減、オペルが2%減、ダイムラーが0.2%減と振るわなかった。ルノーは6.8%、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は8.3%、BMWは0.1%の幅で伸びた。

日本勢はトヨタが20.7%増と好調。日産、スズキも増えた。一方、マツダは8.5%減、ホンダは8%減、三菱は15.4%減だった。

EU27カ国にアイスランド、ノルウェー、スイスを加えた欧州30カ国ベースの同月の販売台数は前年同月比2.1%増の111万4,443台となっている。

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