鉱工業生産3カ月ぶりに減少、3月は−0.4%に

ドイツ連邦統計局のデータをもとに連邦経済省が9日発表した3月の鉱工業生産指数は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月を0.4%下回った。同指数の減少は3カ月ぶり。建設業は1.5%増加したものの、エネルギーと製造業がそれぞれ2.5%減、0.5%減となり、足を強く引っ張った格好だ。

製造業では投資財が1.2%減と振るわなかった。中間財は0.1%増、消費財は横ばいだった。

1〜3月(第1四半期)の鉱工業生産指数は前期比で実質1.4%増加した。建設業が4.7%、製造業が1.4%の幅で伸びた。

経済省は受注と企業景況感が良好なことを踏まえ、鉱工業の景気は今後も堅調に推移するとの見方を示した。

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