スウェーデン商用車大手のスカニア は7日、西アフリカのガーナで初めてとなる重量車両の整備士を養成する職業訓練コースを開設したと発表した。スカニアは他の産業パートナーとともに、ドイツ国際協力公社(GIZ)からの資金支援と合わせて、資材や講師人材を提供する。ガーナ政府が現在、運営する技術訓練センターの車両整備士養成コース(3年制)は、主に乗用車・ミニバンを対象とするカリキュラムになっている。そこで、スカニアの新スキームでは、同養成コースを受講する生徒(1学年120人)のうち25名を対象に、最終学年で「重量車両整備」を専門に学べる機会を提供する。同社はこれまで、首都アクラの高速バス運営会社にバス245台を納入しており、これら大型車両の点検・修理などができる整備士の養成が課題となっていた。