ドイツ連邦統計局は23日、2017年1-3月期(第1四半期)の国内総生産(GDP)統計の詳細を発表した。それによると、前期比の実質成長率(物価・季節要因・営業日数調整値)は0.6%で、速報値と変わらず、前期の0.4%から拡大。2四半期連続で加速した。
成長をけん引したのは輸出で1.3%増加。GDP成長率(0.6%)に対する外需(輸出-輸入)の寄与度は0.4ポイントに上った。
内需では建設投資が2.3%増加し全体をけん引。設備投資も1.2%増となり、4四半期ぶりに拡大へと転じた。政府最終消費支出、民間最終消費支出(個人投資)はともに緩やかに増加した。
GDP成長率に対する内需の寄与度は0.2ポイントにとどまった。消費と建設・設備投資は好調だったものの、在庫調整がマイナス0.4ポイントとなり足を強く引っ張った。