BMW、英国の労使交渉難航

独高級車大手BMWグループの英国の従業員年金システムの変更をめぐる労使交渉で、労働側がこのほど、経営側の提案を否決したため、交渉をさらに継続することとなった。

BMWグループは、従来の2種類の年金システムを撤廃し、2014年の新入社員から適応している別の年金プログラムに統合する方針を打ち出した。しかし、労働側はこれに反対し、4月にはストライキを実施した。

経営陣は今回、従業員1人当たりに3年に渡り2万2,000ポンドを現金で支払うか、2万5,000ポンドを新しい年金システムに支払うことを提案したが、労働側の決議では、反対が57%を占め、経営者側の提案を否決する結果となった。

BMWは英国にロールス・ロイスとMINIの両ブランドで約8,000人の従業員を抱えている。

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