独高級車大手のBMWは小型電気自動車「i3」のマイナーチェンジを実施する。独業界紙『オートモビルボッヘ』によると、タイヤ幅が195mmに広がるほか、外観はよりシックとなり、快適性も向上する。従来モデルでは、顧客から足回りが硬すぎるとの意見が寄せられていたという。
同紙によると、外観は、フロントスポイラーとリアエプロンの変更が目立つ。また、出力を従来のベースモデルよりも10kW高い135kWに引き上げたSバージョンも用意する。1回のフル充電による航続距離は、充電密度を高めたリチウムイオン電池を搭載したモデル「i3(94Ah)」と同様に、新欧州ドライビングサイクル(NEDC)モードで300キロメートルとなる予定。
BMWのハラルド・クリューガー社長によると、「i3」は航続距離を伸ばした「i3(94Ah)」を発売して以来、需要が大きく伸びている。