チェコ自動車業界の16年売上高、初の1兆コルナ突破

チェコ自動車工業会(SAP)がこのほど発表した国内自動車業界の2016年の売上高は前年比12%増の1兆200億コルナ(約389億100万ユーロ)となり、過去最高を更新した。1兆コルナ超えは初めて。鉱工業の売上高に占めるシェアは24.4%で、前年から2.4ポイント拡大した。

自動車業界の就労者数は前年比4%増の11万7,000人で、国内就労者全体の3%を占めた。このうち下請け業就労者数は7万6,649人だった。平均賃金は3万4,820コルナ(約1,330ユーロ)で、全産業平均を20.7%上回った。

自動車生産台数も前年比8.2%増で過去最高の138万台を記録した。内訳は乗用車が134万台、フルトレーラー・セミトレーラーが2万4,690台、バスが4,388台、トラックが1,326台、自動二輪車が1,228台。今年1~4月の生産台数も前年同期比6%増の50万台超と、引き続き堅調だ。

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