チェコ統計局(CSU)が9日発表した5月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で2.4%上昇し、上げ幅は先月から0.4ポイント拡大した。インフレ率の上昇は2カ月ぶり。
構成比重の高い食品・非アルコール飲料(4.5%)、自動車燃料含む運輸(4.1%)、住居・水道光熱費(1.7%)がそれぞれ上昇し、全体をけん引した。ホテル・レストラン(5.7%)、医療(3.3%)も上げ幅が大きかった。郵便・通信は0.1%、家具什器・修繕は0.2%下落した。
同国のインフレ率は昨年9月の0.5%を底に上昇に転じ、今年3月には2.6%まで回復したものの、4月は2%に低下していた。過去12カ月(16年6月~17年5月)の平均インフレ率は1.5%だった。