エストニア、来年から「砂糖税」導入

エストニア議会は19日、政府が提出した加糖飲料税法案を賛成52票、反対37票で可決した。来年初めに導入し、2020年まで段階的に、課税基準(砂糖含有率)を引き下げる。政府では、これにより、メーカーが徐々に砂糖の量を減らすことができ、消費者の混乱が防げるとみている。

課税対象は100ミリリットル当たり5グラム以上の砂糖を含むか、甘味料が添加されている飲料だ。導入時の税額は、砂糖含有量5~10グラムでリッター当たり10ユーロセント、それ以上で30セント。以降、毎年、30セントの適用条件を1グラムずつ引き下げ、2020年は5~8グラムで10セント、それ以上で30セントとなる。

砂糖が加えられていない果汁100%ジュースや乳飲料、および飲料や食品、医薬品などの材料は対象から外す。

財務省によると、加糖飲料税の導入で2018年は1,500万ユーロ、19年は1,600万ユーロ、20年には1,700万ユーロの税収が見込まれる。

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