欧州委員会が6月29日発表したユーロ圏の同月の景況感指数(ESI、標準値100)は111.1となり、前月の109.2から1.9ポイント上昇した。全分野で改善し、2007年8月以来、約10年ぶりの高水準まで持ち直した。
ESIはEU内の企業経営者と消費者を対象とした聞き取り調査に基づいてまとめられる。分野別では製造業が1.7ポイント、サービス業が0.6ポイント、消費者が2ポイント、小売業が2.4ポイント、建設業が2.1ポイントの幅で上昇した。
EU28カ国ベースのESIは前月を1.6ポイント上回る111.3。主要国ではドイツが2.4ポイント、フランスが2.2ポイント、英国が1.1ポイント、スペインが0.5ポイントの幅で改善した。