中国向け天然ガスパイプライン「シベリアの力」、19年末開通へ

天然ガス世界最大手のロシア国営ガスプロムは4日、2019年12月に新パイプライン「シベリアの力」を稼動し、中国へ天然ガスを供給することで中国石油天然気集団(CNPC)と合意書を交わしたと発表した。2014年5月に結んだ供給契約に付随するもので、30年間にわたり、年380億立方メートルを輸送する。

「シベリアの力」は東シベリア産の天然ガスを中国へ輸出するルートとして敷設が進められている。全長約3,000キロメートルで、ガスプロムが開発するチャヤンダ・ガス田(サハ共和国)とコヴィクタ・ガス田(イルクーツク州)を中国国境と結ぶ。

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