ボッシュ―ロボットタクシー導入を18年に前倒し―

自動車部品大手のボッシュ(シュツットガルト)がロボットタクシーを2018年に投入する計画だ。シャシー・システム・コントロール部門の統括責任者であるゲルハルト・シュタイガー氏が専門誌『オートモビルボッヘ』に明らかにしたもので、投入時期を従来見通しの20年代初頭から前倒しすることになる。

ドイツの都市でロボットタクシーを来年にも小規模導入する。安全を確保するために運転手を搭乗させて運用する。同社は道路交通のあらゆる状況に対応できる車両を22年に実現できるとみており、同年からは投入台数を増やす考えだ。

ボッシュは当初、完全自動運転車の実用化の時期を20年代半ばと想定していた。だが、日本が東京五輪の目玉としてロボットタクシーの導入を目指すなど実用化の機運が世界的に高まっていることから、開発加速に向けて4月に自動車大手のダイムラーと提携。その時点では実現の時期を20年代初頭としていた。

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