BMW、リチウムイオン電池をボートエンジンメーカーに供給

独高級車メーカーのBMWグループは5日、サブブランドのBMW iが小型電気自動車「i3」向けに開発したリチウムイオン電池を独ボートエンジンメーカーのトルキード(Torqeedo)に供給すると発表した。トルキードは、同電池を電気モーター駆動の「ディープ・ブルー」シリーズに搭載する。BMWグループはドイツのディンゴルフィング工場で「i3」向けのリチウムイオン電池を生産している。

「i3」用のリチウムイオン電池は、8モジュールで構成(各モジュールは12セル)されている。BMWグループは、リチウムイオン電池を内製しているほか、コネクターやケーブル、モニタリングセンサー、加熱・冷却システムなど周辺部品も独自に開発している。

トルキードは2005年の設立で、モーターボートやセーリングヨット、フェリーや水上タクシーなどの洋上ビジネス用途向けに出力1~160馬力の電気駆動システムやハイブリッドシステムを生産している。「ディープ・ブルー」のような船内に搭載するタイプのモーターシステムのほか、ボートの後部に取り付けるタイプの電動船外機、ハイブリッドシステムを製造している。

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