日産自動車は10日、ロシアのサンクトペテルブルグ工場の生産を10月から、2交代制にすると発表した。ロシアの自動車市場が回復の兆しを見せていることに対応する。
ロシアの新車販売(乗用車・小型商用車)は、前年同月比の伸び率が3月は9.4%、4月は6.9%、5月は14.7%、6月は15.0%と、4カ月連続で増加している。これに伴い、日産のロシア市場の販売も、4月が11%、5月が7%、6月は15%と伸びている。
サンクトペテルブルグ工場の2016年の生産台数は、前年比8%増の3万6,458台だった。日産のポール・ウィルコックス専務執行役員(欧州マネジメントコミッティ(MC E)担当)は、サンクトペテルブルグ工場の2017年の生産台数が前年を約25%上回るとの見通しを示している。