ハンガリー中央統計局(KSH)が8日発表した7月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.1%増となり、上げ幅は前月の1.9%から拡大した。インフレ率の上昇は5カ月ぶり。市場は同2%を予想していた。
項目別では「アルコール飲料・タバコ」が5.2%上昇して全体をけん引した。食品(3.3%)、サービス(1.8%)、「その他の製品(医薬品、自動車燃料、家庭用品、娯楽用品)」(1%)、「その他の燃料・電力」(0.7%)、「衣料品・靴」(0.1%)も前年同月を上回った。耐久消費財は0.3%下落した。
価格変動の激しい食品と燃料を除いた基礎インフレ率(季節調整済み)は2.6%で、前月から0.2ポイント拡大した。