ドイツの消費者のディーゼル車に対する購入意欲が2年前の調査と比べ落ち込んでいることが、石油大手アラルの調査で明らかになった。自動車購入予定者のうち、ディーゼル車を購入したいとする人は5人に1人(18%)にとどまり、2年前の31%から大きく後退している。電気自動車(EV)を購入したとする人も5%にとどまった。
EVはまだ日常的に使えないという考えから消費者の志向はガソリン車に大きく傾いており、購入予定者の52%がガソリン車を挙げた。また、購入予定者の15%がハイブリッド車に関心を示している。
ドイツでは自動車の購入意欲がこれまでになく高まっている。アラルが1,003人を対象に実施したオンライン調査では、1年半以内に自動車を購入したいとする人割合はこれまでの8回の調査で最高の41%に達した。そのうち、4人に1人が新車購入に関心があるとした。2003年の調査では新車購入に意欲を示したのは自動車購入予定者の7%にとどまっていた。