独ZF、BCS事業などを香港企業に売却

独自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェンは8月30日、車載機器の制御部品などを製造するグローバル・ボディ・コントロール・システム(BCS)事業と電気システム事業の高周波電子機器部門を香港のラックスシェア(Lexushare)に売却することで合意したと発表した。取引成立にはカルテル当局の認可が必要だが、年内に売却手続きを完了できると見込んでいる。

売却対象となる事業分野の従業員は約6,000人。世界11カ国の16生産拠点および世界5カ国の11販売・開発拠点が含まれる。ラックスシェアは買収後も、独立した組織として経営陣も残留させ、本社も引き続きドイツ南部のラードルフツェルに置く方針を示している。

売却対象となる事業分野では、例えば、ステアリングコラムの制御モジュール、電子制御パネル、冷暖房空調(HVAC)の制御システム、電子式及び機械式のステアリングロック機構、降雨センサー、キーレスエントリーシステム、タイヤ空気圧監視システムなどを生産している。

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