中国自動車大手、吉利汽車の英タクシー製造子会社ロンドン・エレクトリック・ビークル・カンパニー(LEVC、旧:ロンドン・タクシー・カンパニー)は9月のフランクフルト国際モーターショー(IAA)に電気駆動のタクシー「TX5」を出展する。同モデルは、2017年末に英国で発売し、2018年にはドイツでも販売を開始するもよう。独業界紙『オートモビルボッヘ』が報じた。
同紙によると、同モデルはシーメンス製の電気モーター(出力110kW/150PS)を搭載する。車体にはアルミニウム素材を使用しており、後部ドアはドアハンドルが前方にあり、後ろ側に開くデザインが特徴。また、回転半径は8.53メートルとなっている。
LEVCは、約4億ユーロを投資してコヴェントリー近郊に建設した工場で「TX5」を生産する。『オートモビルボッヘ』紙によると、同工場の生産能力は年2万台。2018年にはドイツでも「TX5」の販売を開始する計画で、当初は、ベルリンに先行投入し、続いてフランクフルト、シュツットガルトが続くと見られている。