ドイツ連邦統計局が13日発表した8月の卸売物価指数は前年同月比3.2%増となり、上げ幅は前月の同2.2%から1ポイント拡大した。上昇率の拡大は6カ月ぶり。最大の押し上げ要因は石炭・石油製品で、前年同月比8.2%の伸びを記録した。
上げ幅が特に大きかったのはスクラップ・リサイクル材料で、24.6%に達した。牛乳・乳製品・卵・食用油脂(同17.2%)、家畜などの動物(8.0%)、穀物・葉たばこ・種子・飼料(6.1%)、化学製品(5.9%)、鉱石・金属(5.7%)も大きく上昇した。果物・野菜・じゃがいもは5.1%下落した。
卸売物価指数は前月比では0.3%増となり、4カ月ぶりに上昇した。石炭・石油製品が1.1%上昇。スクラップ・リサイクル材料(+3.5%)、鉱石・金属(+1.4%)、牛乳・乳製品・卵・食用油脂(+1.1%)も上げ幅が大きかった。