AGCO―「フェント」の電動トラクターを来年投入―

「フェント」ブランドの農機を手がける米AGCOの独子会社AGCO GmbH(マルクトオーバードルフ)が電動トラクターを来年、市場投入する。同子会社のペーターヨーゼフ・パッフェン社長が8日、明らかにしたもので、除雪車としても売り込んでいく考えだ。

同電動トラクターは通常の農作業であれば一回のフル充電で一日の作業を行うことができる。40分で80%の充電ができる。農家は自宅に太陽光発電設備を設置し、これを使って充電することも可能だ。

パッフェン社長はディーゼルエンジン搭載の従来型トラクターについて、今後数十年間は必要不可欠だとの認識を示した。

フェントは農機メーカーだったが、1997年にAGCOが買収。2009年には社名がAGCO GmbHへと改められ、現在はブランド名だけが存続している。

上部へスクロール