欧州自動車工業会(ACEA)は21日、2017年7、8月の商用車新車登録統計を発表した。欧州連合(EU)(マルタを除く27カ国)の商用車販売は、7月が前年同月比4.0%増の18万2,545台に拡大した一方、8月は前年並み(0.01%増)の15万1,047台にとどまった。1~8月の累計は、前年同期比3.7%増の155万6,168台となった。
8月の主要国の登録台数は、国によってバラツキがあり、スペイン(20.5%増)とフランス(14.5%増)が2ケタ増となった一方、イタリア(22.9%減)は大きく落ち込んだ。ドイツ(2.1%減)と英国(1.7%減)も低調だった。
8月のセグメント別登録台数は、3.5トン以下の小型商用車が前年並み(0.1%増)の12万3,568台だった。3.5トン超の中・大型トラックは、前年同月比2.9%減の2万3,511台、16トン以上の大型トラックも前年同月比2.2%減の1万7,984台にとどまった。
バスは前年同月比17.8%増の3,968台と大幅な2ケタの増加だった。英国(1.3%減)とドイツ(2.8%減)が低迷したものの、イタリア(31.3%増)とスペイン(16.7%増)は好調だった。