独自動車大手ダイムラーの米子会社(DTNA)は、アトランタで開催された北米商用車(NACV)ショー(9月24~28日)で、グループブランドのフレイトライナーが米オレゴン州の公道で追従車群走行(プラトゥーニング走行)を実施すると発表した。
プラトゥーニング走行では、車車間通信(V2V)により複数の車両を連結し、ドライバーが乗車した先行車両を後続車両が自動運転で追従し、一群となって走行する。追従車群走行では、車間距離が小さくなるため、走行に必要な道路容量を大幅に縮小することができるほか、空気抵抗の減少による燃費向上や渋滞緩和、交通事故の減少などの効果が期待されている。
DTNAは、米オレゴン州マドラスにある試験場でのテストを終え、同州の当局から公道試験の認可を得た。まずは、フレイトライナーのトラック「カスケディア」2台を使ったペアリング走行を実施する。2018年からは大口顧客と共同で、実際の輸送業務における実証試験を予定している。