VW、独ヤーデヴェーザー港に大型物流センターを計画=NWZ紙

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)とVW傘下のアウディは、ドイツ北部のニーダーザクセン州ヴィルヘルムスハーフェンに2012年に開港したコンテナターミナル、ヤーデヴェーザー港に大型物流センターの建設を計画しているもようだ。同センターからアジア事業向けの部品をすべて輸出する計画で、現在、交渉が進められているという。地方紙『ノルトヴェスト・ツァイトゥング(NWZ)』が報じた。

同紙によると、ニーダーザクセン州のオラフ・リース経済相(SPD:社会民主党)がゴールに向けて交渉が活発に進められていると認めたほか、ヤーデヴェーザー港の関係者は13ヘクタールの敷地がすでに予約済みであると明らかにした。4万平方メートルの大型ホールを建設し、2018/2019年から年1万5,000~1万8,000個のコンテナを中国の大連または上海に向けて出荷する計画で、VWと中国の第一汽車(FAW)による合弁会社、一汽大衆(FAW VW)および中国の海運会社である中国遠洋海運集団(Cosco)が同計画に合意しているという。また、新しい物流センターの運営により、当初は従業員150人の雇用が見込まれており、将来は2倍の300人に拡大する見通しという。

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