トルコとポーランド、経済関係強化へ

トルコのエルドアン大統領は17日、訪問先のポーランドでドゥダ大統領と会談し、両国の経済関係を強化することで合意した。貿易高を5年以内に現行の60億米ドルから100億ドルへ拡大することを目指す。昨年7月のクーデター未遂事件以来、エルドアン大統領が欧州連合(EU)加盟国を公式訪問するのは今回が初めてとなる。

両大統領は今回、貿易、科学、教育、文化の各分野で合計5本の協定に調印した。具体例としては、トルコ航空によるポーランド便増便の取り組みが含まれる。トルコ側はまず、エネルギー、金融、自動車、食品、化学産業を重点に、ポーランドとの提携を広げていきたい意向だ。

エルドアン大統領はまた、ドイツなどEU主要国とトルコとの関係が冷却していることについて、同国の加盟交渉を継続するか打ち切るかの判断はEU側がすべきという態度を明確にした。これに対しドゥダ大統領はトルコのEU入りを支持する姿勢を改めて確認した。

上部へスクロール