ドイツ連邦統計局が16日発表した9月の卸売物価指数は前年同月比3.4%増となり、上げ幅は2カ月連続で拡大した。最大の押し上げ要因は石炭・石油製品で、前年同月比6.8%の伸びを記録した。
上げ幅が特に大きかったのはスクラップ・リサイクル材料で、27.6%に達した。牛乳・乳製品・卵・食用油脂(同18.7%)、鉱石・金属(8.6%)、家畜などの動物(6.9%)、穀物・葉たばこ・種子・飼料(6.5%)、化学製品(6.2%)も大きく上昇した。果物・野菜・じゃがいもは3.9%低下し、7カ月連続で落ち込んだ。
卸売物価指数は前月比では0.6%増となり、2カ月連続で上昇した。石炭・石油製品が2.2%上昇。スクラップ・リサイクル材料(+3.0%)、牛乳・乳製品・卵・食用油脂(+2.1%)、鉱石・金属(+1.9%)も上げ幅が大きかった。