仏フォルシアと独マーレ、自動車内装の熱対策技術の開発で協力

自動車部品大手の仏フォルシアと独マーレは10日、自動車内装のサーマルマネジメント(熱対策)技術の開発で提携すると発表した。自動運転車や電気駆動車など新しい車両の開発に伴い、内装においても快適性やエネルギー効率などで革新的な技術が求められている。両社は、フォルシアの内装部品に関するノウハウと、マーレのサーマルマネジメントの技術を組み合わせ、新しい技術や新製品の開発を加速する。

両社はすでに、協力が可能な分野を特定する作業に入っており、例えば、車内の空気配分、電気駆動車向けの空調システム、将来のコックピットにおける個々の乗員に適応した(パーソナライズされた)サーマルマネジメント技術の開発などで協力できると見込んでいる。

自動運転車では、座席も新しい使い方が可能になる。また、電気駆動車では、空調など車載機器の省エネにより、航続距離を延長することができる。両社は、このような自動車開発の変化に対応し、快適性やエネルギー効率の向上などに寄与する新しい内装ソリューションの開発で協力する。

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