シュテアグ―地域熱子会社株49%をミュンヘン再保険に売却―

ドイツの発電事業者であるシュテアグ(エッセン)は23日、地域熱子会社シュテアグ・フェルンヴェルメの株式49%をミュンヘン再保険系の資産管理会社MEAGミューニック・エルゴ・アセットマネジメントに売却することで合意したと発表した。同社は再生可能エネルギー電力を優先する政策の影響で業績が悪化していることから、財務の改善に向けては資産の売却を進めている。取引金額は非公開。当局の承認を今後取得したうえで、今年1月1日にさかのぼって株式を譲渡する。

シュテアグ・フェルンヴェルメはルール地方のエッセン、ボトロップ、ゲルゼンキルヒェンで地域熱を供給している。ヘルネにあるシュテアグの発電所から調達した熱を最大30万世帯に供給できる。従業員数は約170人。業績は好調で、シュテアグは株式の部分売却後も51%を保持する。

MEAGは低金利で運用先の確保に苦労していることから、安定配当が見込めるシュテアグ・フェルンヴェルメへの出資を決めた。

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