欧州自動車工業会(ACEA)が24日発表した2017年9月の商用車新車登録統計によると、欧州連合(EU)(マルタを除く27カ国)の商用車販売は前年同月比0.6%増の22万4,070台と、前年同月をやや上回った。主要国では、スペイン(7.8%増)とドイツ(5.5%増)が伸びた一方、英国(6.0%減)が低迷し、イタリア(1.0%減)、フランス(0.1%減)も僅かに前年同月を下回った。1~9月の累計は、前年同期比3.3%増の177万9,814台となった。
9月のセグメント別登録台数は、3.5トン以下の小型商用車が18万9,224台となり、前年同月に比べ2.1%増加した。主要国では、スペイン(10.9%増)、ドイツ(9.9%増)が好調だった。
3.5トン超の中・大型トラックは前年同月比6.5%減の3万1,109台、16トン以上の大型トラックも同6.3%減の2万5,598台に低迷した。中・大型トラックでは主要5カ国すべてが前年同月を下回った。大型トラックはイタリア(1.2%増)が増加したものの、英国(19.4%減)とスペイン(11.8%減)は2ケタの減少となり、ドイツ(3.3%減)とフランス(3.0%減)も前年同月に比べ低調だった。
バスは、8月は前年同月比17.8%増と大幅に伸びていたが、9月は 9.9%減の3,737台に低迷した。英国(29.6%減)、フランス(14.3%減)が大幅に落ち込んだ一方、イタリア(33.7%増)は好調だった。