10月のユーロ圏景況感、01年1月以来の高水準

欧州委員会が10月30日発表したユーロ圏の同月の景況感指数(ESI、標準値100)は、前月を0.9ポイント上回る114となり、2001年1月以来の高水準に達した。全分野で改善が進んだ。

景況感の改善は5カ月連続。分野別では小売業が2.5ポイント、建設業が1.9ポイント、製造業が1.2ポイント、サービス業が0.8ポイント、消費者が0.2ポイントの幅で上昇した。

EU28カ国ベースのESIは前月を1.1ポイント上回る114.2で、07年6月以来の高水準。主要国ではドイツが2.1ポイント、イタリアが1ポイント、英国が1.5ポイントの幅で上昇した。スペインもカタルーニャの独立問題で揺れているものの、0.3ポイント上昇した。フランスは1.6ポイント悪化した。

上部へスクロール