デクラ、中古電気自動車のバッテリー検査システムを開発

技術検査サービス大手のデクラ(Dekra)はシュツットガルトにある自動車研究所(FKFS)と共同で中古電気自動車(EV)のバッテリー性能を測定するシステムを開発した。中古EVの市場が拡大する中、EVの中核部品と言えるバッテリーの性能を迅速かつ正確に測定する需要に対応するのが狙い。デクラは来年から各地の拠点で実証試験を実施していく。

当該システムは中古EVを実際に走行させ、短時間で電流と電圧を測り、その数値を同タイプの新車のデータと照合することでバッテリーの劣化状態などを評価する。

デクラは、完全に正確な評価はできないものの、数時間もかかる現行の検査方法にくらべ数分単位でバッテリーの性能を検知できるとしている。

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