ダイムラーがイスラエルにR&D拠点開設

自動車大手の独ダイムラーは17日、イスラエルのテルアビブに研究開発(R&D)拠点「メルセデスベンツ・リサーチ・アンド・デベロップメント・センター(MBRDテルアビブ)」を開設したと発表した。自動運転、コネクテッドカー、電気駆動車、モビリティサービス分野の競争力を強化する「CASE戦略」に基づく措置で、デジタル車両とモビリティサービスに重点を置いてR&D活動を展開していく。ディーター・ツェッチェ社長は「イスラエルは技術革新、デジタル技術、新しいモビリティサービス、カーITの世界的なホットスポットだ。そのうえ世界の四大人材宝庫の一角を占める」と述べ、強い期待感を示した。

MBRDテルアビブの専門スタッフはおよそ25人で、ドライバーと車両のコミュニケーションを仲介する新しいインファーフェイスなどの開発を来年から開始する。また、現地の大学、ハイテク企業とのネットワークを拡充し、生体認証やナビゲーションなどコネクテッドカー関連技術を開発していく。

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