独自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェンと伊同業のZAPIは12日、ドイツのハノーバーで開催された農業機械見本市「アグリテクニカ」(11月12~18日、プレスデー:11月12~13日)で、商用車および産業用の電気駆動・ハイブリッドシステムの開発・生産に関する戦略提携について合意したと発表した。製品は、トラック、バス、建機、農機、船舶、自治体の特殊車両などに供給する。
両社の協力により、顧客ニーズに合った電気駆動システムやハイブリッドシステムを迅速に供給できるようになる。
ZFはシステムデザインや、変速機、車軸、ステアリングシステムなどの機械部品に関するノウハウを投入する。ZAPIは、電気モーターやインバーター、交流モーター用インバーター、直流電圧変換器などを供給する。
ZAPIは1975年の設立で、ハイブリッド車や電気自動車に搭載する電気モーターやインバーターなどを生産している。2016年の売上高は約3億5,000万ユーロ。現在は、世界に約1,200人の従業員を持つ。