ベネクスが欧州1号店を独に開業

休養・睡眠時専用のリカバリーウエアを製造販売するベネクスは27日、独南部マンハイムの商業施設内に欧州1号店を30日にオープンすると発表した。海外ショップの開設は韓国(2016年4月)、中国(2017年9月)に続き3カ所目。疲労回復を促す独自開発のポリエステル繊維(PHT)を使いながら、生地の肌触りやデザインなどを現地仕様にした20種類以上の商品を欧州で生産・販売する。

アパレルブランドが多数入居する最新の商業施設内に約200平方メートルの直営店を開設する。同社製品の販売のほか、器具を使った理学療法士による施術サービスも提供。同社製ウエアの疲労回復効果に対する信頼度を高めていく考えだ。店舗を含む同国の売上高で年40万ユーロを目指す。

ベネクスは2013年、世界最大のスポーツ用品見本市である独「ISPO」で最高賞「ゴールドウィナー」を獲得。14年にはミュンヘンにドイツ支社を開設した。独自開発の繊維を現地に輸出し生地づくりから縫製、染色、商品パッケージ化までを提携先工場に委託する体制を構築しており、16年5月には同社製リカバリーウエアがドイツ競泳代表チームに公式採用された。同12月にはさらに、ドイツ水泳協会(DSV)とオフィシャルパートナー契約を締結している。

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