墺ガス中継施設が復旧

墺エネルギー大手OMVの天然ガス子会社ガス・コネクトは13日、ウィーン東部のバウムガルテンで同社が運営するガス輸送中継施設が前日深夜に復旧したと発表した。同施設では12日に爆発事故が発生。イタリア向けの供給ができなくなり、同国のガス不足が懸念されていた。

バウムガルテンの施設はロシア、ノルウェー産天然ガスの主要な輸送中継拠点で、西欧に輸出されるロシア産天然ガスの3分の1を取り扱っている。取扱能力は年400億立方メートル。事故の結果、イタリア、南東欧向けにロシア産ガスを輸送する施設が損傷したことから、これら方面への供給がストップし、12日夕方時点では復旧のめどが立っていなかった。

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